鷲尾英一郎の日記

鷲尾英一郎衆議院議員(地元出身!県民党として動く! 筋を通し行動する!)の公式ブログ。鷲尾英一郎本人更新

鷲尾英一郎の日記

離島における旅客輸送問題の

スーパーシティ

内閣府ウェブサイトより

苦しい地方交通におけるライドシェア

ライドシェアによる地域の交通問題解決が提案されて久しいが、白タクへの全国一律の包括的許可は難しい。これはタクシー業との調整もあるが、第二種普通自動車運転免許の発行をされていない方々がどこでも自由に旅客輸送を行うことが極めて危険だということもある。

しかし、過疎地域、特に離島など地続きのないエリア限定であれば考え方は変わる。観光シーズンで観光者が航空機や船舶で来島するタイミングに交通需要が局所的に高まる離島の性質上、常時運営するタクシーでは配車数が足りなくなる問題は悪化している。観光客増とは裏腹に、二種免許保持者が高齢で引退する流れが止まらず、そもそも配車数が足りない地域や配車していない時間が往々にしてある。
旅客輸送ができなければ経済は負の循環
夜遅い時間帯などに旅客輸送営業がなければ、ナイトタイムエコノミーは縮小し、地域衰退は加速してしまう。一種免許があれば旅客輸送が形式上成り立つライドシェアが求められている要因である。

旅館や空港で送迎サービスを行っているようなことを想像していただければわかると思うが、ライドシェアも旅客輸送による対価を得ずに観光客や地域住民の移動を助けるのであれば、道路運送法にも抵触せず問題ないのである。チップイン方式などでも良いかもしれない。とにもかくにも、地域経済のためには移動手段を確保していく必要がある。居住者にとっては言わずもがなである。

過疎地域の課題解決にスーパーシティ導入

今の時代には、地域自治体が柔軟な発想で新しいサービスを取り入れていかなくてはならないのである。過疎地域であればあるほど、必死でなくてはならない。そして、国においても変化に対応する迅速な法改正を行わねばならないはずだ。
近い将来、旅客輸送に、自動運転技術が普及していくことは皆が想像し得ることだろうが、現行法では処理しきれない。例えば、現行法だと自動運転車に二種免許保持者に運転させずとも、運転席に座っていていただくことになる。日本では、法を整備する難しさがあるために、社会の課題解決に向けた革新的な新技術導入が進まないことも考えられる。柔軟さと慎重さがともに求められるために常に悩ましい問題になるだろう。

こうした問題を乗り越える一助となるのが、来年審議予定のスーパーシティ法案になるばすだ。スーパーシティ構想とは、AI・ドローン・自動運転・遠隔医療などを可能にし、生活全般にわたり最先端技術を導入するエリアをつくることである。スーパーシティでは法的問題を地域住民の合意形成により乗り越え、未来都市を実現加速させていく。新規都市のグリーンフィールド型や既存都市のブラウンフィールド型などが検討されており、別途ブログを作成したいと思っている。

スーパーシティ内のみによらず、未来の転換に向けて、各地域で何をどう変化させなくてはならないのか必死に考えていかなくてはならない。DX(デジタルビジネストランスフォーメーション)時代における破壊的イノベーションの波にのまれて、地域が壊れていく様に気づいてから行動するのでは遅い。隔離性をポジティブに受け取り、離島からスーパーシティを構築するということも本気で考えていきたい。

「農業特区」新潟の実証事業、先端技術の利用は直ぐ目の前。

このたびの山形県沖を震源とする最大震度6強を観測した地震の被害に遭われた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。一日も早く元の生活に戻られるために、国と自治体も連携して尽力してまいります。

田んぼ風景

田んぼ風景

下町ロケット」のロケ地 燕市

 今回、私の地元、新潟県燕市も震度4を観測致しました。昨年話題になったテレビドラマ「下町ロケット」のロケ地になった場所です。嬉しいことに、ドラマの中の重要な場面で何度も燕市内の風景を目にすることになりました。

 燕市役所が素晴らしいロケ地ガイドを作成しているので、是非多くの方に実際にロケ地に足を運んでいただきたいと思う次第です。

 皆さんも印象に残っておられると思いますが、無人農業ロボットがドラマに登場します。この場面は、燕市内の粟生津地区の田んぼで撮影されたもの。昨年の「下町ロケット」のテーマが「農業分野のものづくり」でしたが、先端技術が農業分野で活用される、まさにその光景を私たちは目にすることが出来たわけです。

ちなみに、無人農業ロボットはドラマの中の絵空事ではありません。そう、もう直ぐ目の前で実現しそうなことがドラマの一場面として登場したのでした。

 

農業分野での先端技術の利用は直ぐ目の前

 今まさに先端技術が農業で活用される様子を目にすることが出来るのが「農業特区」新潟市です。先日、農林水産省による大型の実証事業が行われました。

 具体的にどのようなことが行われているのかというと、自動操縦システムとロボットトラクターの導入です。

 自動操縦システムは農機のハンドルに後付けするもので、これをGPSを用いて制御。これによって、秩序立てた田植えを実現。苗を曲がりくねって植えてしまうということもなく整然とした田植えが可能となります。

 ロボットトラクターは、「下町ロケット」でも登場したような自動走行・自動作業を行うトラクター。現段階では、全くの無人で動かすということではなく、直ぐそばで監視者もトラクターに乗って作業します。現時点では隣り合った田んぼで、片方は有人の運転、もう一方は無人の運転が行われるというやり方です。

 その他にも自動給水栓というものも導入されています。これはスマホで開閉の管理が出来る給水栓で、これまでよりも容易にその開閉が行えるようになっています。

 (この新潟市での実証事業については、日本農業新聞で取り上げられていたので、参照されたい。

www.agrinews.co.jp

 今後はドローンの活用や収量データの分かるコンバインといったものの導入も予定されています。

 

農業の現場の声をもとにした技術開発を新潟から世界へ

 先端技術の農業分野での活用。その更なる推進にあたっては、農業者の現場の声をもとにした開発が必要とされます。というのも、機械メーカー主導での開発で農業者がそれに協力するという形だと、どうしても実際には使い勝手の悪いものが作られがちだからです。そうではなくて、例えば特に注目を集めているAIやIoTの技術をいかに現場で使えるものとして組み込んでいくために、新潟市での実証事業にも見られるように現場に根差した取り組みがまず求められます。

 古くから、新潟は農地の形をその当時の最新技術で変えながら農業を発展させて来ました。土地改良事業はその象徴です。時代の最先端技術を取り入れて農業に活かしていく。新潟だからこそ新しい農業を生み出せると確信しています。

自民党入党について

これまで2大政党を目指し政権交代を実現させていただいたりもしましたが、民主党民進党の自壊と共産党を含んだ野党共闘路線の中で、周囲の動きと私自身の政治姿勢とが余りにもかけ離れてしまい限界を感じました。

 

私の政治の原点、目指す目的は、ふるさと新潟に貢献し、より安定した豊かな日本を次の世代に引き継いでいくことです。

その原点に立ち返った時に、昨年新潟で行われた2つの大きな選挙、新潟県知事選挙と新潟市長選挙において野党側とは政策的にも一線をかくさざるをえなくなりました。

ちょうどその際、自民党側から協力してほしい、一緒にやらないかとの呼びかけがありました。一致協力する過程の中で、私の地元への想いと日本をよくしていくための考えについて自民党の方々と意見交換を重ねました。結果として、自民党新潟県連の皆様は私と私の意見も含めて温かく迎え入れてくださいました。それがご縁となって今回の入党につながっています。

 

これからの思い

地元の様々な現場を歩いていると様々な声をいただきます。その問題ひとつひとつを解決していくには、政権与党に入り、しっかりと国のど真ん中で予算配分に尽力し、政策を実現していくことが相応しいと考えるに至りました。

新潟県は大変厳しい状況ですが、昨年誕生した花角知事と政権与党の中でしっかりとタッグを組んで将来を見据えて課題解決をしていきたいと思います。

また、これまで取り組んで来た政策課題はもとより、安全保障問題全般に取り組んで参ります。

先日二階幹事長とお会いした際には、党勢拡大に尽力し、参議院選挙での勝利を目指そうとお話しいただきました。しっかりと頑張りたいと思います。

新たな総支部を作って私を受け入れていただける県連、党本部の皆さんに心から感謝致します。

県連、党本部の思いに応えるためにも、新潟2区を基点として、県内で党勢の弱い地域はより強く、強い地域は更に強くなるために徹底的に活動していきたいと思います。