日本ならではの工夫を空港の保安体制にも
海外から日本への観光客に話題の「スマホ専用トイレットペーパー」、清潔好きの日本人ならではの工夫だ。
しかし、空港は歓迎する一方で保安機能も果たさなくてはならない。
ハンブルクサミットでは不穏な衝突が相次ぎ、負傷者も出ている。もちろんテロの脅威もある。
G7で唯一テロが起こっていない日本ではあるが、1986年の東京サミット直前に国電同時多発ゲリラ事件が起こったことなども忘れてはいけない。
想定外は許されない。
日本では航空保安体制の整備は、ほぼ民間任せとなっており、保安に関する人員確保、スキャナー等の装置配備も全て民間任せとなっている。
テロ等準備罪という法律の制定に熱を上げるのもいいが、実効性のあるテロ対策予算を組むことも重要である。
日本ならではの工夫を保安体制にも活かしていくことを考えていかなければならない。