鷲尾英一郎の日記

鷲尾英一郎衆議院議員(民進党新潟県第2区総支部長・党県連代表)の公式ブログ。鷲尾英一郎本人更新

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残業代0。何故連合は官邸に?

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連合が、残業代0法案を一部容認したことが物議を醸しているようだ。

法案の主な論点は(あくまでも多々論点があるうちの一部である)、

  1. 裁量労働制が認められる業務の範囲に変更を加えること。
  2. 高度プロフェッショナル制度を創設すること。

となる。

 

裁量労働制についてはこちらをご参考に
Q.裁量労働制とは何ですか。|労働政策研究・研修機構(JILPT)

高度プロフェッショナル制度についてはこちらをご参考に

『高度プロフェッショナル制度』とは?「同制度で柔軟な働き方が可能になる」は本当か?


1について、既に制度として創設されているものではあるが、課題解決提案型の営業を対象範囲とするため、営業の定義によっては際限のない拡大解釈を許すこととなり、労働者側が著しく反発した。この度の連合の申し入れは、その解釈の余地に制約を加える趣旨である。

2の高度プロフェッショナル制度だが、残業代0と思いきや、みなし労働時間を導入するため、正確には残業代0とはならない。しっかりと労働時間を観念する概念である。しかし際限のない労働を強いられるおそれも無しとならないことから、連合は明確に要件を課す健康確保措置等を講じるなどを要求している。

この要請を首相官邸に持ち込むことを民進党フロントが知ったのは直前と仄聞している。そのこと自体異常事態であり、その後の状況を見ると、連合内部における意見の対立まで表沙汰となった様だ。

注目は、なぜ連合フロントがかかる行動に出たか?

巷間言われている通り、民進党フロントへの不信感と労働者側の利害抜きで法案が成立することへの危機感からだと考える。

つまり、これまでの民進党フロントの国会戦術では、労働力側の利害を法案に全く反映できない。かつ、下手に共産党との協調関係に入り、国会運営における、野党の主導的立場を失っているということだ。

民進党内部での議論も、建設的主体的に2大政党を目指すより、目先をどう乗り切るか、民進党フロントが自らの保身のあまり、党内向けに近視眼的な成果を追求し、結果として中途半端に共産党と協調する結果となっている。

これでは連合も不信感を持つのは当たり前だ。

ここで、最も大事なのは、地に足をつけること。一番地道に活動し、地域の有権者と向き合っているのは誰なのかということに気づくことである。

それは、我々政治家である。ならば、堂々と国家の安全保障を語り、外交、国防、食料、エネルギー、社会保障、教育など今の時代、国民が関心の高い問題に積極的に取り組み、我々が本気であることを示すことだ。

もしかしたら、党内が分裂するかもしれない。
それでもよいではないか。

国民は玉虫色でなあなあな選挙互助会的な政党より、より本気で関心事に取り組む新鮮な集団を求めているはずだ。

今はパフォーマンスより中身が前に立つべき時だ。