鷲尾英一郎の日記

鷲尾英一郎衆議院議員(地元出身!県民党として動く! 筋を通し行動する!)の公式ブログ。鷲尾英一郎本人更新

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代表選 ガバナンスの問題と組織の求心力の問題は分けて考えるべき

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民進党代表選挙が佳境に差し掛かっている。30日党本部必着が党員サポーター、地方議員の投票有効要件であるから、投函する期限は目の前だ。

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前原候補は「ガバナンスが問題」、枝野候補は「まとまっていかなければならない」、と発言。ともに民進党に離党者が出続けていること、まとまっていないイメージがあることを変えなければならないと認識している。

簡単に言うと、組織統治の問題で、組織構成員に対するルールの在り方の問題である。民進党では、ルールが明確でなかったり曖昧だったりすることが目立つ。手続きに不備があれば、お互いの行動の予見可能性はなくなり、人の個性によってルールが裁量で運用されることになり、誰もがルールを守らなくなるため、結果として組織がまとまらないことになる。

実は民進党(民主党)という組織は、ルールの在り方に全く経験則がない組織だ。

つまり、党の幹部は、党内で議論していない領域に何の戦略もなく平気で踏み込み、勝手な発言をしてはバラバラ感を出す。決まったことに対して従わず、勝手な行動をしても、それを咎めることもない。人事登用のルールもへったくれもなく、毎回同じ様なメンバーしか表に出てこず人材不足と思われる。もちろん信賞必罰は徹底されない。

なぜこのような組織の文化が変えられないのか?少なくとも、組織内部のコミュニケーション不足が原因ではない。

前原氏も枝野氏も実は若い頃からメディアに露出し続け、弁舌、風貌、年齢、それまでの政治家と違った颯爽としたイメージを振り撒きながら知名度を高め、合わせて選挙区で勝利するタイプであることに起因している。

常に世間に対して露出し、個人の良いイメージを振り撒かければならない議員が組織内部で評価され成功していくとしたら、そんな人だらけの組織がうまくまとまる訳がない。時には政党組織のために泥をかぶることも組織をまとめるうえでは重要なことだ。

私たちの党内議論では、活発な議論と言えばそれまでだが、自分がどれだけ賢いか、どれだけ気の利いたことを言っているかの競争の様な状況を呈することがままある。

誰に対して?

それは、並みいる官僚や同僚諸氏に対してである。そんな人たちだらけの組織と言ったら極端だが、そんな人たちだらけで組織がまとまる訳がない。結局、唯一の求心力は支持率だけ、ということになる。

皆さんはあんまり興味がないとは思うが、有名な民進党の議員をイメージして頂ければ、私の言うことが理解していただけるはずだ。

弁舌、風貌、年齢、颯爽としたイメージを振り撒いているはずだ。特に予算委員会のテレビ中継に出ているメンバーをご覧になると分かりやすい。完全に一本調子であることが分かって頂けるだろう。

つまり、前原氏、枝野氏、ともに自らが組織で撒いた種に自らが苦しんでいる、という皮肉な状況なのだ。まさに因果応報である。

この連鎖を止めるには、結局、組織は人であるから問題の本質を理解した上で人事評価を変えていくしかない。

果たして、前原氏枝野氏がこれまでの自らの経験を越えた人事を行い続けられるか、どうか。
お二人の討論を聞いていると果たして理解しているかどうかも疑問に思う時がある。

私の自著「全身政治家」にも記したが、私は組織の文化に常に警鐘を鳴らし続けている。

 

今求められる政治家は一等の政治家だ。

一等の政治家とは、深沈厚重なる人物だ。

聡明才弁なる人物は第三等の政治家でしかない。