共産党の特徴「民主集中制」とは?
代表戦の中、連合の神津会長が民共共闘の修正を求め、強いメッセージを発信した。
共産党の特徴とは何か?共産党の特徴は民主集中制にあります。民主主義と書かず、あえて綱領に民主集中制と唄っています。民主集中制の経緯を省みればすぐに理解できると思いますが、少数は多数に従い、下級は上級に従う、だとか、官僚主義保守主義、ならびに自由主義分散主義と戦うとされています。共産党の綱領は変遷していますが、言葉は変わっても、本質は変わりません。
人間社会は、官僚主義もあれば保守主義もあれば派閥もあれば党派もあれば自由放縦もあれば分散がよいときもあります。混沌としたものが社会であると常識的に見れば、そう理解できるはずです。
そのような排除しようとしてもしきれない人間社会の宿命、人間の性といったものを矯正しようとするところ、集中的にある価値観を押し付けようとするところ、そこには歪な権力の運用があるはずです。つまり歪な権力の運用を宿命とするのが共産主義、共産党といっても過言ではありません。
私は自由で、分散していて、混沌としている社会、官僚主義保守主義にまみれるけれども、時として創造的な革新が澎湃と生じる社会こそが健全だと信じます。
そんな私は共産党と組むできるわけがありません。ともに社会像を同じくすることがないからです。連合の労働運動の方針如何に関わらず、誰がどう言おうが、共産党と同じ国家観、社会観を抱けません。
私はそういう人間です。