鷲尾英一郎の日記

鷲尾英一郎衆議院議員(地元出身!県民党として動く! 筋を通し行動する!)の公式ブログ。鷲尾英一郎本人更新

鷲尾英一郎の日記

「農業特区」新潟の実証事業、先端技術の利用は直ぐ目の前。

このたびの山形県沖を震源とする最大震度6強を観測した地震の被害に遭われた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。一日も早く元の生活に戻られるために、国と自治体も連携して尽力してまいります。

田んぼ風景

田んぼ風景

下町ロケット」のロケ地 燕市

 今回、私の地元、新潟県燕市も震度4を観測致しました。昨年話題になったテレビドラマ「下町ロケット」のロケ地になった場所です。嬉しいことに、ドラマの中の重要な場面で何度も燕市内の風景を目にすることになりました。

 燕市役所が素晴らしいロケ地ガイドを作成しているので、是非多くの方に実際にロケ地に足を運んでいただきたいと思う次第です。

 皆さんも印象に残っておられると思いますが、無人農業ロボットがドラマに登場します。この場面は、燕市内の粟生津地区の田んぼで撮影されたもの。昨年の「下町ロケット」のテーマが「農業分野のものづくり」でしたが、先端技術が農業分野で活用される、まさにその光景を私たちは目にすることが出来たわけです。

ちなみに、無人農業ロボットはドラマの中の絵空事ではありません。そう、もう直ぐ目の前で実現しそうなことがドラマの一場面として登場したのでした。

 

農業分野での先端技術の利用は直ぐ目の前

 今まさに先端技術が農業で活用される様子を目にすることが出来るのが「農業特区」新潟市です。先日、農林水産省による大型の実証事業が行われました。

 具体的にどのようなことが行われているのかというと、自動操縦システムとロボットトラクターの導入です。

 自動操縦システムは農機のハンドルに後付けするもので、これをGPSを用いて制御。これによって、秩序立てた田植えを実現。苗を曲がりくねって植えてしまうということもなく整然とした田植えが可能となります。

 ロボットトラクターは、「下町ロケット」でも登場したような自動走行・自動作業を行うトラクター。現段階では、全くの無人で動かすということではなく、直ぐそばで監視者もトラクターに乗って作業します。現時点では隣り合った田んぼで、片方は有人の運転、もう一方は無人の運転が行われるというやり方です。

 その他にも自動給水栓というものも導入されています。これはスマホで開閉の管理が出来る給水栓で、これまでよりも容易にその開閉が行えるようになっています。

 (この新潟市での実証事業については、日本農業新聞で取り上げられていたので、参照されたい。

www.agrinews.co.jp

 今後はドローンの活用や収量データの分かるコンバインといったものの導入も予定されています。

 

農業の現場の声をもとにした技術開発を新潟から世界へ

 先端技術の農業分野での活用。その更なる推進にあたっては、農業者の現場の声をもとにした開発が必要とされます。というのも、機械メーカー主導での開発で農業者がそれに協力するという形だと、どうしても実際には使い勝手の悪いものが作られがちだからです。そうではなくて、例えば特に注目を集めているAIやIoTの技術をいかに現場で使えるものとして組み込んでいくために、新潟市での実証事業にも見られるように現場に根差した取り組みがまず求められます。

 古くから、新潟は農地の形をその当時の最新技術で変えながら農業を発展させて来ました。土地改良事業はその象徴です。時代の最先端技術を取り入れて農業に活かしていく。新潟だからこそ新しい農業を生み出せると確信しています。