TPPから離脱する米国、グローバリズムによる日本の利益と疲弊
明日は米山隆一知事と自民党の高鳥修一衆議院議員とのパネルディスカッションが開催される。連合新潟の斎藤会長からの呼び掛けで珍しい顔合わせが実現した。
高鳥衆議院議員が甘利氏の代わりに署名して以降、世界の自由貿易を取り巻く環境は一変した。
トランプ大統領の登場である。
連日報道されるトランプ大統領とアメリカの動向を見せられると、いよいよ既存秩序が崩壊しつつあると感じざるを得ない。
アメリカが我々に押し付けたきたいわゆるグローバリズムの再編が起こる。そもそもアメリカからやってきたグローバリズムに我々は丁寧に、迅速に対応してきた。
その対応力は目を見張るもので、蓋を開けてみれば、グローバリズムを拡げてきたアメリカこそ、グローバリズムで最も疲弊してしまったのだ(製造業労働者比率は年々低下し、白人中年の死亡率は近年上昇している)。だからアメリカがもっと利益を得る為に世界を再編するつもりなのがトランプ大統領である。
とすれば、2国間の貿易交渉など、TPPより厳しくなるに決まっている。それも日本の対応力というお家芸で凌げるのか?
日本は日本で少子高齢化という構造問題を抱えている。女性の活躍でも何でもいいが、放置は許されない。逆にこれさえ何とかなれば、という思いもある。