日経平均株価は16連騰と個人投資家の育成。
日経平均株価は16連騰したが、今や株価の裏には日銀の存在があるのが常識だ。
黒田総裁が非伝統的手法として実行した日銀のETF(Exchange Traded Fundの略で、「上場投資信託」) 買入れのお陰で日銀は既に株式市場の時価総額の3%超を保有するに至っている。
9月の解散決定以来、外国人投資家の買いが久しぶりに入ったが、それまでは外国人投資家の売りを日銀が吸収しながら株価操縦している様な状況だった。
これと連動しているのが、言わずもがなGPIF(厚生年金と国民年金の年金積立金を管理・運用する機関)である。
日銀が株価を買い支えるとGPIFも運用益が出る。
これぞ究極の持ち合いだが、市場には参加者が多いからこそ健全なプライシングが働くことになる。さて事実上の官製相場がどう推移するのか見物だし、黒田総裁が交代となれば、市場に思わぬリスクが生じるだろう。
日本は超デフレの中で世界に先駆けて企業の体質強化が図られてきた。それが株式市場に織り込まれてほしいものだが、それはやはり貯蓄から投資の流れがあって、個人投資家が育って初めて成し遂げられるものだと思う。
NISA(Nippon Individual Savings Accountの略、個人投資家の税制優遇制度)、積み立てNISAなどの試みは評価するが、結局日銀に支えられている現状を金融庁は何と心得るのか!
もっと大胆に政策を進められないのか、と思う。
女性の社会進出とセクハラ問題について
現代の日本は、女性の社会進出を促すというよりも、女性に働いてもらわなくてはならない、女性が求められている時代に入っている。
女性の労働参加率は過去最高、それでも企業は働き手が足りないと頭を悩ませている。
にも関わらず、セクハラ被害はあとを絶たない。
海外での取り組み
イギリスではセクハラ対策として次のような取り組みを始めた。
英国首相府は27日、国会議事堂で議員活動を助ける女性スタッフに対し性的な嫌がらせ行為を受けた場合、被害を警察に届け出ることなどを促す声明を発表した。
イギリス議会では次々にセクハラ被害が告発されている。ついに、ファロン国防相も過去のセクハラ疑惑で辞職することとなった。
国際女性会議WAW!でイヴァンカ氏も言及
現在訪日中のイヴァンカ氏もセクハラについて国際女性会議WAW!でセクハラ被害に対して訴えた。
「我々の職場における文化では、適正な敬意を持って女性が扱われていないことがあまりにも多い」とした上で、「これにはハラスメントなどさまざまな形態があり、決して許されるものではない」と述べた。
自身も厳に戒めねばならないが、あらゆる職場であらゆる場面で女性の働き易い、過ごし易い場を作っていかなくてはならないと思う。
子供を産み、育て易い社会、女性が働き易い社会であればあるほど社会は活気付くことに確信を持っている。
政策面での支援が必要不可欠だ。
離党表明について
本日記者会見を行い、今月10日に離党届けを提出していたこと。総選挙の結果によって離党届けを引っ込めることはあり得ないことを表明致しました。
発端は、やはり9月28日の両院総会です。私はこれまで何だかんだと言いながら、党運営に散々文句を言いながら、しかし組織決定には従って来ました。議論はするけど決まれば従う、を首尾一貫やって来たと自負しています。私ほどその主義に忠実に行動してきた人間はいない、と自負しています。逆に組織決定に従わない時は離党届けを出すときだ、との覚悟でこれまでやってきました。
過日の両院総会では2度挙手の上で意見を述べました。希望の党への合流は地方の声を無視することになること。新潟は準備万端であるがゆえそのまま戦わせてほしいこと。そして、政党が公認しないならば事実上解党に他ならず、従って政党交付金は国庫返納も含めて納税者の理解が得られるよう取り扱うこと。をお願いしました。
その場の結論は、皆さんご承知の通り、報道によれば満場一致で前原提案が承認されました(私は拍手していないので満場一致は事実と異なります)。私はどうしても希望の党に合流することに納得できず、無所属での出馬を選び、かつ党の決定に従わないことになるので、10日付けで離党届けを提出した次第です。そもそも選挙結果に応じて離党するかどうかを決めようと言う魂胆すらなかったので本当に退路を断ち無所属で戦いました。
総選挙が終わった後、一旦承認された前原提案は随分と方向が変わった様です。地方組織も参議院も存続。これまでの希望の党に合流するという提案が180度変わりました。
しかし、私の出処進退が変わることはありません。もし地方組織存続となれば、そこに政党交付金が流れ、そのお金で政治活動することになります。つまり過日の両院総会で私が主張したことを自ら反故にすることになります。そんな情けないことはありません。
そもそも、有権者の皆さんも無所属立候補とは、政党に所属せず裸一貫で出馬していると思っているはずで、そんな有権者の思いを裏切ることは出来ません。
この度、敢えて離党表明を重ねて行った意味は以上です。
これからも県民党として頑張ります。