言論の自由
中国の国家観光局の報道官が中国国内の旅行会社に日本のアパホテルを使用する旅行商品の販売や宣伝を中止するよう求めたと新聞報道がありました。
訪日観光客にもアパホテルボイコットを呼び掛けた模様。それどころか中国大手旅行サイトでは既にアパホテルが予約出来ない状態が続いているとのこと。
中国報道官は「日本側と友好的に交流したいが、歴史を歪曲し、中国人の感情を傷つける挑発行為を決して許さない」と発言しています。
もし、報道官の言う通り、「友好的に交流したい」ならば、私はこう言いたい。
歴史には様々な見方があり、政府が押し付けるものではなく、押し付けられるものでもない。そもそも言論の自由があり、政府はそれを保証こそすれ、一方的な見解で他の見解を強く非難することこそ、友好的ではない証拠だ、と。
アパホテル側も、事実と異なると言うならば、参考にするから資料を提供頂きたい、とまで謙虚に言明している。
もし、一連の中国政府の姿勢で、日本政府が変な圧力をアパホテル側に掛けたとしたら、私たちは、言論の自由に対する挑戦だ!と認識すべきである。