Googleの「女性蔑視」発言について
性差別やハラスメントは、それを言っちゃあおしまいよ、というラインの認識が相互に違うことから生じてしまう。
職業柄、常に気をつけているつもりだが、人前で話す機会が極端に多い分、一線を越えた発言をしてしまうリスクはどうしても大きくなる。
本人が失言を気にしすぎて、物言えば唇寒し、となってはいけない一方、空気やレッテルによって自由な発言が抑圧されることも排除されるべきである。
つまるところ、性差別や人権侵害の類いについては発言が抑止されるべきだし、そこは皆で気にしよう、という常識なのだろう。
どんなに多様性を認めるにせよ、あらゆる自由(性差別、人権侵害等)が認められるわけではない。
一度、皆さんも胸に手を当てて思い当たることはないか省みては如何だろうか。
話は変わるが、解雇されるに至った社員は、Googleというシンボリックな会社であるが故に解雇されたのであろうから、当然労使の争いになるだろうし、その争いの後日談にも注目してみたい。